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社会人の出会いでは、コミュニケーションが
とても大事だと以前お話しました。
また、コミュニケーションは「意味」と「意識」の
両方で成り立っているのでしたね。
商品知識や伝票の書き方は、「意味」を伝えます。
文章だけで理解させ、マニュアルDVDで教えることもできます。
一方、「意識」は、そのような方法では、伝えられません。
しかし、人を動かす原動力は、意識の共有です。
今日は、「教える」と「伝える」の違いについて
考えてみましょう。
私のサイトでは、社会人の出会いでコミュニケーションを
上手くとっていくための考え方行動を、いかに上手に使用し
人間関係を円滑にしていくかを重要なことと理解しています。
これを理解し、あなたの人間関係お役に立てたら嬉しいです。
自分の頭で理解したことを相手の頭に理解してもらう、
というのは、「教える」ということです。
「意味」は教えるといいますが、「気持ち(意識)」は
教えるとは言いませんよね。
気持ちは「伝える」ものです。
価値観や生き方といったものは、
本来、伝えるものなのです。
社会人の出会いで、教え上手な人
社会人の出会いで、伝えられる人
松下幸之助さんは、
「一かどの人間が言う話というのは、人の胸を刺す」
とおっしゃっています。
それは、教えているからでなく、伝えているからです。
相手の心に言葉が刺さるのです。
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社会人の出会いで、教え上手な人
頭の良い人は、人を動かすテクニックが書かれた本を読んで
頭で理解し、それで人を動かして見ようとします。
しかし、それでは人は動きません。
頭で理解しているからです。
以前、「腑に落ちる」という言葉についてお話しました。
腑に落ちたことでないと、人には伝わりません。
腑に落ちたことというのは、自分が信じられることです。
信じたら、行動できます。
そうして結果が出れば、自ずと人はついてくるものです。
世の中には教えるのが上手い人と、そうでない人がいます。
教え上手な人は、「相手が何を考えているか」がわかります。
塾の先生でもいましたね!人気のある先生。
生徒がどこでつまづいているのか、どこを勘違いしているのか
わかってしまうのです。そこを指摘してあげられるので、
結果として「教え方が上手」だとなるのです。
もし、あなたが先生だとしたら、
教えるのが上手くなるかどうかは、
何で決まると思いますか?
それは、あなたが相手をどれだけ見ているか、
どれだけ相手に関心を持っているかにかかってきます。
「この子だったら、こう考えるかもな?ちがうかこうか?」
と感じ取れるかにかかっているのです。
つまり、あなたの持っている内面的な能力ではないのです。
ですから、あなたの内面を磨くだけでは不十分なのです。
いかに相手に関心を持って、相手の考え方を受け入れ、
相手がつまづいているところを見つけることができるかです。
あなたの目の前の生徒に、人として関心を持てるか。
生徒を見ていない教師は「教え上手」になれません。
そんな教師は、生徒に見破られていますけど・・・。
最近の大病院に行くと、先生が触診もせず、
患者の顔も見ないでPCばかり見て、薬を山ほど出す
そんな医者がほとんどです。
決して、「名医」には成れませんね。
ずっと黒板に向かって話している大学教授は
「教え上手」にはなりえません。いくら机に向かって
勉強しても「教える力」は身につきません。
将棋の羽生善治さんが、まさに同じ事を指摘されています。
「将棋を教えるときに肝心なことは、
教わる側は何がわかっていないかを、
教える側が素早く察知することだと考えている」
と角川書店刊の「大局観」で話しています。
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社会人の出会いで、伝えられる人
社会人の出会いで、相手に分かりやすく伝えるには、
まず、「誰に」「何を」伝えるのかを明確にしましょう。
ここをきちんとすることが、わかりやすく伝える出発点です。
大抵の人が、この作業をおろそかにしてしまいます。
そのために「分かりにくい話」になってしまうのです。
あなたにも経験がありませんか?
あれこれ話しは長いんだけれど、
要するに何を言いたいのかわからない。
そんな人が、あなたの周囲におりませんか。
なぜ、そうなってしまうのか?
何が言いたいのか本人にもわかっていないからです。
本人も何が言いたいのかわからないことを、
相手に伝えられるはずないじゃないですか。
あらゆるものがマニュアル化される現代ですから、
人はテクニックで動かせると思ってしまう人がいます。
しかし、現実社会で本当に人を動かしている人は、
テクニックを使っているわけではありません。
そのテクニックで人が動くと思っているのでしたら、
まず自分を思い通りに動かして見てください。
きっと、自分すら動かせないことに気づくでしょう。
リーダーは、「教える」ことと「伝える」ことの
両方ができなければなりません。
頭が良い人はついつい「Teach」してしまいます。
頭で理解したことを、そのまま部下に話します。
しかし、そんな上司に部下はついてきません。
言われた部下は思っているはずです。
「あなたこそがんばれよ」。
リーダーは、どんなときでも先頭に立って
行動するからこそリーダーなのです。
部下のハートに火をつけ、動かせない人は、
どんなに頭が良くてもリーダーにはなれません。
いい学校を出て、いい会社に入って、順当に出世しても、
そんなことだけでは部下はついてきません。
「teacher」と「leader」は違うのです。
教えられたことを、ただ話す人には人は従いません。
確固たる信念を持ち、それを伝えられる人には、
自然と人がついてくるのです。
あなたの、明日からの行動が少しでも、
違ってくることを願っています、ありがとうございました。
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